TurnitinのSimilarity Reportは誰が見られるのか:4つの公開設定を解説

クラスメートのレポートは提出した瞬間に表示されたのに、自分のものはグレーのアイコンのままで、いつまでも処理されないように見える。なぜそうなるのかは、Turnitin自身のドキュメントが説明している。Similarity Reportを学生がいつ見られるかは、教員が選ぶ。すなわち即時、課題の採点後、提出期限後、または非公開のいずれかだ。本記事では、この4つの設定と、それを示すアイコンの状態、そして「レポートが見られない」という状況がたいてい処理ではなく設定の問題である理由を順に見ていく。

HumanPen チーム

· 5 分

短い答え

Turnitinは、Similarity Reportを学生に公開する方法を4つ教員に用意している。即時、課題の採点後、提出期限後、非公開のいずれかだ。どれが適用されるかは、Turnitinではなく、ファイルのサイズや内容でもなく、課題単位で教員が決める。レポートが見当たらない、グレー表示になっている、あるいは後から表示される場合、まず確かめるべきは自分の課題が4つのうちどれを使っているかである。

Turnitin自身のガイドに書かれている4つの設定

Turnitinの学生向けガイド「Accessing the Similarity Report and similarity score for students」(学生がSimilarity Reportと類似度スコアを参照する方法、guides.turnitin.com)は、公開オプションを次のように正確に述べている。

「The Similarity Report can be made available to students in one of four ways: Immediately: The Similarity Report is available to students immediately upon submission. After the assignment is graded: The Similarity Report is available to students after the instructor has graded the assignment. After the due date: The Similarity Report is available to students after the assignment due date. Never: The Similarity Report is never available to students.」(Similarity Reportは4つの方法のいずれかで学生に公開できる。即時:Similarity Reportは提出後ただちに学生が参照できる。課題の採点後:Similarity Reportは教員が課題を採点した後に学生が参照できる。提出期限後:Similarity Reportは課題の提出期限後に学生が参照できる。非公開:Similarity Reportは学生には一切参照できない。)

このうち二つは自分で確認しやすい。課題に「Report generated on due date」(提出期限日にレポートを生成)と表示されている場合や、フィードバックが遅れている場合は、提出期限後のオプションが働いている。すでに採点されているのにレポートを開けないなら、教員が非公開を選んだ可能性がある。これは、斜線の入った書類アイコンの背後にある設定でもある。詳細は後述する。

見えなくても、レポートは存在している

同じガイドの一文が、状況全体の読み方を変える。

「Please note that the report availability settings only control when students can view the report. The report is still generated for the instructor at the time of submission.」(レポートの公開設定が制御するのは、学生がレポートを閲覧できるタイミングだけであることに注意してください。レポート自体は提出時に教員向けに生成されます。)

言い換えると、教員が提出期限後または非公開を選んでいても、Similarity Reportは提出時に生成されている。教員はすぐに開ける。「レポートが見えない」は決して「レポートが存在しない」という意味ではない。教員の設定がレポートを留め置いているのであり、公開できるのは教員だけだ。学術的誠実性をめぐる話し合いの最中であっても、あなたが一度も目にしていなくてもレポートはすでに存在する。だからこそ正しい行動は、それがどのレポートなのかを尋ねることである。手に入れてからの見分け方は、AIレポートとSimilarity Reportの違いを扱ったガイドを参照してほしい。

アイコンが示すもの:グレー、斜線、ダッシュ

Similarity列でのレポートの表示状態は、設定と一対一で対応している。

  • グレー表示のアイコン:Turnitinの教員向けページ「Interpreting the Similarity Report」(Similarity Reportの読み方)は「Similarity Reports that have not yet finished generating are represented by a grayed out icon in the Similarity column.」(生成が完了していないSimilarity Reportは、Similarity列でグレー表示のアイコンで表されます)と述べている。学生向けガイドも同じ考えを平易な言葉で補足している。
  • 書類アイコンに斜線:学生向けガイドはこれを「a slash through the paper icon indicates that the instructor has turned off student access to the Similarity Report」(書類アイコンに斜線が入っている場合は、教員が学生のSimilarity Reportへのアクセスを無効にしていることを示します)と説明している。これは_非公開_の設定が目に見える状態として現れたものだ。
  • Similarity列のダッシュ:「If the submission shows a dash in the Similarity column the Similarity Report is still being generated.」(提出物のSimilarity列にダッシュが表示されている場合、Similarity Reportはまだ生成中です。)

つまりアイコンは進行状況のメーターではなく、設定の表示である。グレーやダッシュは処理中を意味することがある。10〜15分と24時間の枠については、レポートの所要時間を扱ったガイドを参照してほしい。一方、斜線は教員がアクセスを無効にしていることを意味する。学生はこの三つをまとめて「レポートが止まっている」と受け取りがちだが、処理に関係するのは最初の二つだけだ。

もう一つの理由:レポートがまだ生成中

Turnitinのヘルプセンターのページ「My students can't see their Similarity Reports」(学生がSimilarity Reportを表示できない場合)は、原因を次の順で挙げている。

「The most common cause is the release of the Similarity Report to students is turned off at the assignment level.」(最も多い原因は、課題レベルで学生へのSimilarity Reportの公開が無効になっていることです。)
「If the assignment is set to release the Similarity Report to students after the due date, student won't see it until that date passes.」(課題が提出期限後に学生へSimilarity Reportを公開する設定になっている場合、学生はその日付が過ぎるまで表示されません。)
「If the assignment is set to release the Similarity Report to students after the assignment is graded, students will see the report once the assignment has been graded.」(課題が採点後に学生へSimilarity Reportを公開する設定になっている場合、学生は課題が採点された時点でレポートを表示できます。)
「If the Similarity Report release is left at its default setting of Immediate, student reports will be processed in batches. Reports will be viewable as each batch processes... typically within 10-20 minutes.」(Similarity Reportの公開が既定の「即時」のままの場合、学生のレポートはバッチ処理されます。各バッチの処理が終わるごとにレポートが表示可能になります。通常は10〜20分以内です。)

_即時_でも、処理はバッチ単位で行われ、10〜20分かかることがある。実際に、短いとはいえ待ち時間は存在する。数分前に提出したばかりなら、率直な答えは単に「wait a few minutes and refresh.」(数分待って再読み込みしてください)かもしれない。数時間、あるいは数日前に提出したのにレポートが一度も表示されないなら、それは設定の問題であり、変更できるのは教員だけだ。

複数回の提出:どのレポートが表示されるのか

課題が再提出を受け付ける場合、どのレポートが表示されるかが問題になる。Canvasの公式FAQ(Similarity Reportの設定について)は次のように述べている。

「If the assignment allows multiple submissions, the Similarity Report will be available for the most recent submission and will be based on the highest similarity document.」(課題が複数の提出を許可している場合、Similarity Reportは最新の提出について利用可能になり、最も類似度の高い文書を基準にして作成されます。)

つまり、表示されるレポートは類似度が最も高い提出に対応するものであり、平均でも、最新ファイル自体のスコアでも必ずしもない。これは、PDFのダウンロードが一度きりというTurnitinの規則とも整合する。何が手に入るかは、Similarity ReportをPDFでダウンロードする方法を扱ったガイドを参照してほしい。

では、正確には誰が見られるのか

  • 教員:常に見られる。レポートは公開設定にかかわらず提出時に生成される。
  • 学生:教員の設定が許可した場合のみ。すなわち即時、採点後、提出期限後、または非公開。
  • その他の人:Turnitinはあなたのレポートや論文を公開領域に置かない。他の学生の論文との一致は、管理された申請手続きを経て扱われる。論文の閲覧申請を扱ったガイドを参照してほしい。受信トレイで一致が見えても、論文が読める状態になっているわけではない。

切り分けて考えるべき二つの権限がある。_学生がレポートを見られるか_(本記事のテーマ)と、_学生がAI執筆レポートを見られるか_である。AIレポートはまったく別の権限であり、両者は別物だ。学生が自分のAIスコアを見られるかを扱ったガイドも参照してほしい。

まとめ

Similarity Reportが見当たらない、あるいはグレー表示になっているのは、謎ではなく設定の問題だ。Turnitinの4つの公開オプション、すなわち即時、採点後、提出期限後、非公開は教員が設定するものであり、いずれの場合もレポートは提出時にすでに存在していた。まずアイコンを読む。斜線はアクセスが無効、グレーやダッシュは生成中を意味する。バッチ処理で10〜20分、再提出では最長24時間かかる。本当にレポートが必要で、設定が変わりそうにないなら、生産的な行動は教員にはっきりと依頼することであり、システムが故障したと決めつけることではない。

続きを読む