Turnitin の提出物は削除できるのか。完全削除のための公式 3 ステップ

誤ったファイルをアップロードして、消してしまいたい。公式の答えは想像より果断だ。学生には、自分の提出物を Turnitin から削除する手段がそもそも存在しない。「for contractual and data privacy reasons, Turnitin cannot process deletion requests directly from students.」(日本語訳:契約上およびデータプライバシー上の理由により、Turnitin は学生からの削除依頼を直接処理することはできません。)ファイルの間違いは再提出で直る。新しい版が古い版を上書きするからだ。データベースからの完全削除は、Submission ID、担当教員、そして機関の Turnitin 管理者という 3 ステップの経路をたどる。

HumanPen チーム

· 4 分

短い答え

自分では削除できません。Turnitin の公式ページ「Can I delete my paper from Turnitin?」(日本語訳:Turnitin から自分のレポートを削除できますか)は、完全な削除は在籍する教育機関を通じて手続きする必要があると述べています。Turnitin が学生からの削除依頼を直接処理できないためです。朗報もある。誤ったファイルに削除は要らない。同じ課題に再提出すれば、以前の下書きは上書きされる。データベースからの実際の削除は、Submission ID → 教員 → 管理者という機関側の 3 ステップの手続きであって、ダッシュボードのボタンではない。

削除ボタンが存在しない理由

公式の文言は明確だ。

「If you need to permanently remove a submitted paper from the Turnitin database, you must process this request through your academic institution. For contractual and data privacy reasons, Turnitin cannot process deletion requests directly from students.」(日本語訳:提出済みのレポートを Turnitin のデータベースから完全に削除する必要がある場合、この依頼は在籍する教育機関を通じて手続きしてください。契約上およびデータプライバシー上の理由により、Turnitin は学生からの削除依頼を直接処理することはできません。)

理由は二つ挙げられている。契約上の義務とデータプライバシーだ。レポートは機関の契約の下でデータベースに入った。だからこそ、その取り出しを求められるのは学生ではなく機関の側なのだ。提出物の管理に関する学生向けガイドも、反対側から同じことを述べている。

「Once you have made a submission, you will be unable to delete it from the assignment.」(日本語訳:提出を行った後は、その提出物を課題から削除することはできません。)

学生向けの削除手順はダッシュボードに存在しない。画面にその選択肢が用意されていないだけだ。

誤ったファイルへの最初の対処。再提出は上書きする

公式ページは、削除からただちに別の方向へ導く。

「If you simply want to fix a mistake or submit a new version of your paper, you do not need to delete your previous submission. Resubmitting to the same assignment will automatically overwrite your previous draft.」(日本語訳:単に誤りを直したい、あるいはレポートの新しい版を提出したいだけであれば、以前の提出物を削除する必要はありません。同じ課題に再提出すれば、以前の下書きは自動的に上書きされます。)

その仕組みは、再提出のガイドによる。

「If your instructor has enabled resubmissions and the due date has not passed, you may resubmit your assignment up to three times in 24 hours. The 24 hours starts from when you make your first submission or resubmission of that day.」(日本語訳:教員が再提出を許可しており、締切がまだ過ぎていない場合、24 時間に最大 3 回まで課題を再提出できます。この 24 時間は、その日の最初の提出または再提出の時点から起算します。)
「Resubmitting overwrites your previous submission, so any grading will be lost. As your resubmission overwrites any previous submissions, they will not match against each other in your Similarity Report.」(日本語訳:再提出は以前の提出物を上書きするため、採点結果は失われます。再提出が以前の提出物を上書きするため、それらは Similarity Report 上で互いに照合されません。)

実務上、帰結は三つある。上書きは古い版を assignment inbox から消し、古い版への採点は失われ、上書きされた下書き同士はレポート上で照合されない。上書きの後にスコアがどう動くかは、再提出のガイドで扱っている。

完全削除。3 ステップの道筋

データベースからの削除以外に手がない場合、公式ページは三つのステップを示す。

「Step 1: Locate your Submission ID. Open your paper in the Feedback Studio document viewer. Click the information icon ('i') located in the right-hand sidebar. Copy the Submission ID listed in the document details.」(日本語訳:ステップ 1:Submission ID を見つける。Feedback Studio のドキュメントビューアでレポートを開く。右側のサイドバーにある情報アイコン『i』をクリックする。ドキュメントの詳細に記載された Submission ID をコピーする。)
「Step 2: Contact your instructor. Reach out to the instructor of the course and provide them with the following details: The Submission ID / The Class Name / The Assignment Name where the paper was uploaded.」(日本語訳:ステップ 2:教員に連絡する。担当教員に連絡し、次の情報を伝える。Submission ID/クラス名/レポートをアップロードした課題名。)
「Step 3: Wait for administrative action. Once you provide this information to your instructor, they will need to raise the request for permanent paper deletion with your institution's Turnitin administrator.」(日本語訳:ステップ 3:管理者の対応を待つ。この情報を教員に伝えたら、教員は機関の Turnitin 管理者にレポートの完全削除を申請することになる。)

Submission ID は、デジタル領収書のガイドで説明しているとおり、連鎖全体を動かし始める鍵だ。管理者へ飛び級することはできない。教員は必須の中継点である。

assignment inbox からの削除は、データベースからの削除ではない

関連する公式ページ(「How can I remove a submission from the assignment inbox?」(日本語訳:提出物を assignment inbox から削除するにはどうすればよいですか))は、誰かが提出物は「削除された」と言う場合に効いてくる一線を引いている。

「When a submission is removed from the assignment inbox, it is not permanently deleted from the system. Instead, the submission is unindexed and removed from the Turnitin repository.」(日本語訳:提出物が assignment inbox から削除されても、システムから完全に削除されたことにはなりません。代わりに、その提出物はインデックスから外され、Turnitin のリポジトリから除去されます。)

二つの帰結が明示されている。

「Unindexed means the paper is no longer included in Turnitin's comparison database. As a result, its content will not be checked against or matched with any future submissions. This action also does not update existing Similarity Reports: If the submission already appears as a match in a Similarity Report, the match will remain.」(日本語訳:インデックスから外されたとは、そのレポートが Turnitin の比較データベースに含まれなくなったという意味です。その結果、今後の提出物との照合や一致判定は行われません。この操作は既存の Similarity Report も更新しません。その提出物がすでに Similarity Report 上で一致として表示されている場合、その一致は残ります。)

つまり「removed from the inbox」(日本語訳:assignment inbox から削除された)は、インデックスから外されたのと同じだ。今後の提出物との照合は止まるが、既存のレポートにすでに見えている一致はそのまま残る。逆もまた重要だ。assignment inbox に残っている提出物は、まだインデックスされており、照合も続く。これは、提出物が消えた場合のガイドで扱っているのと同じ、assignment inbox とデータベースの違いである。

不安を、代わりにどこへ向ければよいか

  • 誤ったファイル、締切前:再提出する。上書きされ、古い下書きはレポート上で新しいものと一致しない。
  • 誤ったファイル、締切後:教員に相談する。上書きはもう使えないかもしれない。機関の方針の下でどう扱うかは教員が決める。
  • assignment inbox ではなくデータベースに残っている場合:3 ステップを順にたどる。Submission ID、教員、機関の管理者。
  • すでに採点済みの場合:再提出は古い版の評価を消す。評価済みの提出物を上書きする前に、教員に確認する。
  • 保存されているもののコピーが欲しいだけの場合:削除ではなくダウンロードする。ダウンロードのガイドでは、PDF とデジタル領収書の取得方法を扱っている。

まとめ

学生は自分の Turnitin 提出物を削除できない。削除ボタンは存在せず、公式ページがその理由(契約とデータプライバシー)を説明している。誤ったファイルは再提出で直る。再提出は以前の下書きを上書きする(有効な場合、24 時間に最大 3 回)。データベースからの完全削除は、Submission ID → 教員 → 機関の管理者という機関内の連鎖をたどる。そして違いを覚えておいてほしい。assignment inbox から削除することはインデックスから外すことであって、データベースから削除することではなく、古いレポートにすでにある一致は残る。削除はボタンではなく手続きだ。そしてたいていのミスに必要な手続きは、再提出である。

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