Turnitin の課題はスマートフォンから提出できる?公式のデバイス要件
スマートフォンから提出しようとして、ふと「これって公式に対応しているんだろうか」と不安になる。システム要件のページはこの点にはっきり答えている。学生は 6.1 インチ以上のスマートフォンと 11 インチ以上のタブレットで主要な作業のほとんどをこなせるが、教員向けの作業フローはスマートフォンでは一切サポートされず、サードパーティ製 LMS のモバイルアプリ内の Turnitin も公式にはサポート対象外だ。本記事では、この公式の境界線をデバイスごとにたどっていく。
HumanPen チーム
· 4 分
結論から言うと
学生なら可能です。ただし条件付きです。Turnitin の公式システム要件によれば、学生は 6.1 インチ以上のスマートフォン(例:iPhone 16、Samsung Galaxy A16)と 11 インチ以上のタブレット(例:iPad、Samsung Galaxy S11)で、課題詳細の確認、課題の提出、Integrity Reports の閲覧、フィードバックと成績の確認といった主要な作業のほとんどをこなせます。教員向けの作業フローはスマートフォンでは一切サポートされていません。また、Canvas、Moodle、Blackboard のアプリといったサードパーティ製 LMS のモバイルアプリ内の Turnitin は公式に対象外で、ドキュメントでは代わりにサポート対象のウェブブラウザから LMS にアクセスするよう案内しています。
デバイスごとの公式な境界線
システム要件のページは、役割と画面サイズという二つの軸で線を引いています。
「Students can complete most primary tasks on phones (6.1 inches or larger) and tablets (11 inches or larger), including: Viewing assignment details / Submitting assignments / Opening Integrity Reports / Viewing feedback and grades.」(日本語訳:学生は 6.1 インチ以上のスマートフォンと 11 インチ以上のタブレットで主要な作業のほとんどをこなせます。例:課題詳細の確認 / 課題の提出 / Integrity Reports を開く / フィードバックと成績の確認。)
「Instructor workflows are not supported on phones.」(日本語訳:教員向けの作業フローはスマートフォンではサポートされていません。)
つまり、同じデバイスのルールが教室の両側に当てはまるわけではありません。提出とレポートの閲覧は学生側の作業であり、十分に大きいスマートフォンで機能します。マーキング、採点、ルーブリックの使用、フィードバックは教員側の作業で、スマートフォンではサポートされていません。それだけの話です。
このページは、教員向けにタブレットでサポートされる作業も挙げています。Similarity Report のオープンと確認、レポートのレイヤーとインサイトの操作、注釈やコメントの追加、ルーブリックを使った採点、総括コメントの記入——いずれも 11 インチ以上のタブレットでの話です。
アプリではなくブラウザ
Turnitin はウェブサービスであり、サポートのルールはブラウザに関するものです。
「We support the latest and one previous version of the following browsers: Chrome / Firefox (desktop only) / Safari / Microsoft Edge (desktop only).」(日本語訳:以下のブラウザについて、最新バージョンとその直前のバージョンをサポートしています:Chrome / Firefox(デスクトップのみ)/ Safari / Microsoft Edge(デスクトップのみ)。)
モバイルで使う場合、二つの点が重要です。Firefox と Edge は公式リストで「(desktop only)」(デスクトップのみ)と明記されており、モバイル版の Firefox と Edge はサポート対象に含まれません。また、LMS のモバイルアプリについては、ドキュメントの言い方は端的です。
「Turnitin is not supported for use inside third-party LMS mobile apps. Turnitin does not officially support third-party LMS mobile apps. For the best experience, we recommend access via the LMS from a supported web browser.」(日本語訳:サードパーティ製 LMS のモバイルアプリ内での使用について、Turnitin はサポートしていません。Turnitin はサードパーティ製 LMS のモバイルアプリを公式にはサポートしていません。最良の利用環境のため、サポート対象のウェブブラウザから LMS にアクセスすることを推奨します。)
大学の Canvas や Moodle のアプリが Turnitin をアプリ内部で開く場合、それは公式にサポートされた経路から外れています。サポートされる経路は端末のブラウザです。モバイルブラウザで LMS を開き、そこから Turnitin の課題に進んでください。
クラシック画面は別扱い
Feedback Studio には二つの画面があり、モバイルのルールは両者で異なります。古いクラシック版 Similarity Report について、ドキュメントは次のように述べています。
「While the classic Feedback Studio Similarity Report may load in mobile browsers without issue, grading and feedback workflows are not optimized for smaller screens and are officially unsupported.」(日本語訳:クラシック版の Feedback Studio Similarity Report はモバイルブラウザでも問題なく読み込める場合がありますが、採点やフィードバックの作業フローは小さな画面向けに最適化されておらず、公式にはサポートされていません。)
つまり、クラシック版のレポートがスマートフォンで開くことはあっても、その中での採点やフィードバックの作業は、小さな画面では公式にサポートされていません。教員と管理者への推奨も同じ方針です。クラシック画面でのクラスや課題の管理は、デスクトップまたはノートパソコンのブラウザで行ってください。
画面サイズと画面の向き
最小値は具体的に示されています。スマートフォンは 6.1 インチ、タブレットは 11 インチで、これに「make sure your browser is up to date」(ブラウザが最新であることを確認してください)という但し書きが付きます。さらに、画面は横向きのほうが操作しやすいとも書かれています。スマートフォンから提出するなら、横向きに回転させ、事前にブラウザを更新しておくのがよさそうです。また、使用感は「may vary depending on the feature, device, browser, and screen size」(機能、端末、ブラウザ、画面サイズによって異なる場合があります)とも警告しています。ある作業がサポートされているからといって、どの端末でも快適に動くとは限りません。
仮想マシンとライセンス条項
同じページにはもう一つの境界線があります。互換性の問題ではなく、EULA に関するものです。
「Running Turnitin services in a virtual environment (or in a way that circumvents security controls) is a violation of the End-User License Agreement. Turnitin services can't be run within virtualized environments or environments that require persistent network connections, including (but not limited to): VMWare / Parallels / Citrix Workspace / virtual disks.」(日本語訳:仮想環境で Turnitin services を実行すること、あるいはセキュリティ制御を回避する形で実行することは、End-User License Agreement への違反です。Turnitin services は、仮想化環境または常時ネットワーク接続を必要とする環境では実行できません。例:VMWare / Parallels / Citrix Workspace / 仮想ディスク。)
Mac 上で Parallels や VMware の Windows を常用し、そこで課題を済ませようとする場合、Turnitin に関する部分はライセンス違反になります。ブラウザの設定で直る話ではありません。適切な方法は、ホスト OS 上でサポート対象のデスクトップブラウザを使うか、所属機関がサポートする環境を利用することです。
まとめ
Turnitin のシステム要件は、各デバイスで何ができるのかを正確に示しています。学生は 6.1 インチ以上のスマートフォンと 11 インチ以上のタブレットから提出とレポート閲覧ができる。教員の採点フローはスマートフォンでは非対応。クラシック画面の採点フローは小さな画面では非対応。サードパーティ製 LMS のモバイルアプリは公式に対象外——LMS はサポート対象のブラウザで使う。そして Turnitin を動かす仮想マシンは EULA 違反になる。自分の側で動かせる実用的なてこは、画面サイズ、横向き表示、最新のブラウザの三つです。最終提出やレポートの締め切りなど、失敗できない場面での公式の答えは、サポート対象ブラウザを備えたデスクトップかノートパソコンです。
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