分野別の引用スタイル選び:比較表

どのスタイルを使うかを決めるのは、課題・学科・投稿先のジャーナルです。分野はあくまで「指定がないときの目安」にすぎません。このガイドでは、よくある既定値を一覧にし、主要な引用の仕組みを説明し、Harvard や Vancouver という名前だけでは足りず固有のローカルガイドが必要になる理由を示します。

HumanPen チーム

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分野別の短い答え

学科や投稿先のジャーナルがスタイルを指定しているなら、それが以下の内容すべてに優先します。何も言われていないときに前提としてよいのは、次のとおりです。

この一覧は「探すときの近道」として使ってください。推測してよいという許可ではありません。計算機科学の論文が IEEE ではなく ACM のジャーナルに載ることもあります。医学部が課題には Harvard を指定しながら、そこの研究者は Vancouver 方式のジャーナルに投稿していることもあります。分野横断型のジャーナルは、各分野の慣習を横切る独自のハウススタイルを設けていることが多いものです。

  • 第一に、ジャーナルや課題の正確な指示。 名前の挙がっているマニュアル、版、リンク付きの例、ジャーナル専用のテンプレートを探します。
  • 第二に、学科や機関の案内。 ローカルな Harvard の変種や学位論文の要件は、ここで決まります。一般的なウェブの例では代わりになりません。
  • 第三に、その分野の既定値。 最初の二つが何も言っていないときだけ表を使い、それも最終提出前に確認します。
  • 版または変種は必ず記録する。 「APA」だけで「第7版」を添えない指定や、「Harvard」だけで固有のガイド名を示さない指定は、どちらも不完全です。

主要な引用の仕組み

スタイルによって句読点、大文字と小文字、出典を記述する項目は異なります。しかし最初に役立つ区別は別のところにあります。読み手が引用とその出典をどう結びつけるかです。ここに挙げたスタイルの間には、二つより多くの仕組みがあります。

著者-年方式。 引用は本文中で著者と年を示し、文献一覧はふつうアルファベット順です。APA、Harvard、Chicago 著者-年、GB/T 7714 の著者-年はこの方式です。議論の順序を入れ替えても、文献一覧の順序はふつう変わりません。

著者-ページ方式。 MLA はふつう年なしで著者と引用ページを示し、アルファベット順の「Works Cited」(引用作品一覧)を添えます。見た目は著者-年方式に似ていますが、答えている問いは別です。引用した作品のどこに該当箇所があるか、です。

番号方式。 引用は数字で、ふつう初出順に割り当てられ、文献一覧もその順序に従います。Vancouver、AMA、IEEE、GB/T 7714 の番号方式はおおむねこの形です。引用を一つ動かすと後続の項目がすべて振り直されることがありますが、稼働中の文献管理ソフトなら自動で振り直してくれるはずです。ACS の出版物はジャーナルごとに番号方式と著者-年方式の変種を認めているため、投稿先ジャーナルの指示がやはり決め手になります。

注と文献表。 Chicago の注-文献表方式と OSCOLA は、出典の情報を脚注または文末注に置き、別に文献表や判例一覧を添えることがよくあります。注番号は議論の中の位置を示すものです。番号付きの文献一覧における引用とは違い、出典の永続的な識別子ではありません。

スタイル名だけで仕組みを推断しないでください。投稿先自身の例を確認しましょう。特に ACS、Vancouver の変種、そして大きなマニュアルの上に築かれたハウススタイルでは重要です。

Harvard は一つのスタイルではない

APA は American Psychological Association のマニュアルで定義されています。MLA は Modern Language Association が定義しています。OSCOLA はオックスフォード大学の法学部が定義しています。いずれも照合できる正規の版が一つあります。

Harvard にはそれがありません。著者-年方式の慣習の集まりを指す包括的な呼び名であり、個々の大学図書館が自分たちのガイドを出しています。句読点、タイトルを単引用符で囲むかどうか、ページ数に `pp.` を付けるかどうかが、ガイドごとに違います。

つまり、ネットで見つけた Harvard の例は、指導教員から配られた例と違っていても、どちらも間違いではないということです。提出前に拠りどころになるのは、あなたの機関のガイドです。Harvard スタイルの解説ページ が、適用する変種を暗黙のままにせず名前で示しているのも、同じ理由からです。

採点が厳しい場合、この違いは見た目の問題では済みません。あるガイドはウェブの情報源すべてにアクセス日を求め、別のガイドは内容が変わりそうなときだけ使います。著者の直後に年を置くガイドもあれば、もっと後ろに置くガイドもあります。団体著者、年の欠落、同年の複数の著作も、扱いが変わりえます。一般的な「Harvard ジェネレーター」は、どの変種かを明示しないまま、どれか一つを選ばざるを得ません。

  • ガイドの作り手と改訂日を確認する。 出所不明の要約より、自分の提出先を担当する図書館や出版社を優先しましょう。
  • 難しい情報源を一つ合わせてみる。 単純なジャーナル論文ではなく、章・報告書・ウェブページで試してください。変種の違いが早く見えてきます。
  • 同じ変種をどこでも使う。 文献管理ソフト、校正用のチェックリスト、共同執筆者が、Harvard を三通りの意味で使っていてはいけません。
  • ガイドはプロジェクトと一緒に保存する。 安定した PDF かアーカイブしたリンクがあれば、ウェブページが後で変わっても、どの規則に従ったかの記録が残ります。

Vancouver と AMA は互換ではない

どちらも参考文献に通し番号を振り、NLM 方式のジャーナル略称を使い、一覧を出現順に並べるのが一般的です。それでも別のスタイルであり、よくある三つの違いが両者を見分ける手がかりになります。ジャーナルごとの指示がその一つ一つを変更することもあるので、ここでは比較の要点として読み、投稿先ガイドの代わりにはしないでください。

  • 本文内の目印。 AMA は上付きの数字を使います。Vancouver はふつう丸括弧または角括弧の数字です。
  • ページ範囲。 AMA は完全に書きます - 245-258。Vancouver は省略します - 245-58。たった一文字ですが、すべての文献に掛け算されます。
  • 六人を超えたときの扱い。 どちらも六人までは全員を挙げます。六人を超えると、AMA は最初の三人だけを挙げて残りを et al. とし、Vancouver は六人を挙げます。

ACS もまた似ていますが、ジャーナル略称には点を打ちます - Nat. Methods - 。CASSI に従うためで、医学分野の NLM 方式は点を使いません。医学ジャーナルと化学ジャーナルの両方に投稿する場合、抜け落ちやすいのはまさにこの違いです。

他の細部も同じように目につきます。DOI の表し方、号数を含めるか、書籍の版をどこに置くか、オンライン先行公開の論文に日付・巻・電子ロケーターを付けるか、です。変換した一覧は大まかには正しく見えても、二つのスタイルの規則を混ぜていることがあります。最初のジャーナル論文だけを見るのではなく、複数の情報源タイプを含む標本を監査してください。

スタイル名は規則を絞り込みます。仕様を完成させるのは、そのジャーナル自身の投稿規定と例です。

情報源は早めに確保し、書式の最終監査は最後に

引用データの収集を最後まで待たないでください。調べながら文献管理ソフトに情報源を追加し、明らかなメタデータを直し、執筆中に生きた引用を挿入しましょう。そうすれば、文中の各引用とライブラリの項目との結びつきが保たれ、議論が動いても番号付きの参考文献が更新されます。

最後に回すべきなのはスタイルの最終変換と品質チェックです。構成の見直しを終え、投稿先を決め、指定されたスタイルに切り替え、全フィールドを更新してから、生成された引用と文献一覧を監査します。引用がすでに素のテキストに変換されている場合、段落を動かしても安全には振り直されません。

  • 変換前: 重複項目、著者の欠落、項目タイプの誤り、不完全な日付を解消します。
  • 変換後: 十件ごとではなく、すべての情報源タイプを標本として調べてください。ジャーナル論文だけでは、書籍・章・データセット・ウェブの規則を見落とします。
  • 提出前: 完成原稿を投稿先の現在の例と突き合わせ、Word のフィールドをもう一度更新します。
  • 一度だけ出力を修正する場合: 編集可能な原稿と引用ライブラリを手元に残してください。静的な修正は管理ソフトに戻りません。

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