Turnitin の類似度 0% が本当に意味すること――3 つの解釈

0% を出したら、次はどうすればいいのか。綺麗だという証拠だと思うのも、参考文献なしという証拠だと思うのも、どちらも間違っていることがあります。Turnitin の学生向けガイドによると、長い文書は丸め処理で 0% と表示されても、マッチがレポートに残っていることがあります。ゼロは参考文献を全く使っていないことも意味し得ます。大学の FAQ では、0% でも剽窃ではないとは限らないと明言しています。ここでは 3 つの解釈と、それぞれの対応策を解説します。

HumanPen チーム

· 4 分

端的な答え

類似度 0% は判決ではなく、一つの解釈に過ぎません。少なくとも 3 つの異なる意味があり得ます。

  1. 丸めによるゼロ。長い文書では、スコアを丸めた結果 0% と表示されても、レポートにはマッチが残っています。パーセンテージは 0%。でもマッチは存在します。
  2. 参考文献の不在。類似度 0% は、論文が参考文献を全く使っていないことを示している可能性があります。多くの課題では、証拠の引用が要件になっているため、これは問題となります。
  3. 何も証明しない。大学の FAQ は明確に述べています。0% でも剽窃ではないという保証にはなりません。データベースには、これまで書かれたすべてのものを網羅することはできないからです。

どの解釈でも、0% がそれだけで「安全」なスコアになるわけではなく、「不合格」のスコアになるわけでもありません。どちらのケースかは、数字ではなくレポートの内容が教えてくれます。

丸めによるゼロ

最も意外な解釈は、Turnitin の学生向けガイドに直接こう書かれています。

"Submitting a document of considerable size could result in a 0% similarity score with a report that still contains matches. This is because the similarity score has been rounded to 0%, rather than being exactly 0%."(「かなりの分量の文書を送信した場合、マッチがレポートに含まれているにも関わらず、類似度スコアが 0% になることがあります。これは類似度スコアが厳密に 0% ではなく、丸めによって 0% になっているためです。」)

スコアはマッチした単語の割合です。マッチした単語が 0% に丸められる場合、表示は 0 になりますが、マッチは見つかっていてレポートに残っています。文書が非常に長く、マッチした単語がほんの少ししかない場合などが該当します。だからこそ、ヘッドラインの数字よりもレポートの方が重要です。0% スコアでも、レポートにはマッチがハイライト表示されることがあるのです。

ゼロと参考文献の証拠

2 つ目の解釈は、データベースが見つけたものではなく、論文自体についてです。同じ公式ガイドにはこうあります。

"Zero similarity may indicate that you aren't including any source-based evidence, a requirement for many assignments."(「類似度が 0% の場合、参考文献に基づく証拠を一切含んでいない可能性があります。多くの課題ではこれが要件となっています。」)

ガイドはこの直後に、バランスを取っています。

"Some similarity is expected."(「ある程度の類似は想定されます。」)

この一文に、公式見解の核心が凝縮されています。Turnitin は 0% を目標とはみなしていません。参考文献を全く使わない論文は、当然ながら類似がほとんど、または全くなくなります。個人的なリフレクションなら、それで問題ないかもしれません。しかし、引用された証拠を求める研究課題なら、大問題です。ある程度の類似が想定されるのは、参考文献を使う執筆では、使った文献と一致するからです。この解釈では、ゼロは独創性の証明ではなく、論文が参考文献をどれだけ使っているかを示す兆候に過ぎません。

ゼロはクリーンさの証明ではない

3 つ目の解釈は、このツールの限界です。大学の FAQ ページにはっきり書かれています(UCL の学生 FAQ)。

"A piece of work has a similarity score of 0%. Does this mean it is not plagiarised? No, a similarity score of 0% does not guarantee the work is not plagiarised. Turnitin has a large database of web sites, books, journal papers and other sources, but does not (and cannot) include everything ever written."(「ある課題の類似度スコアが 0% でした。これは剽窃ではないということですか?いいえ、類似度スコア 0% でも剽窃ではないとは保証できません。Turnitin にはウェブサイト、書籍、学術論文、その他の情報源の大規模なデータベースがありますが、これまでに書かれたすべてのものを網羅することはできません。」)

データベースは広いですが、完全ではありません。古い印刷物、有料コンテンツ、リポジトリに登録されていない書籍は一致しません。テキストがそれらから取られたものであっても、0% になることがあります。これは知っておくべきツールの限界です。教員は 0% のレポートでも、論文そのものをレビューします。

青いアイコンの意味

従来の Feedback Studio の配色では、0% の範囲は独自の颜色を持ちます。Blue: No matching text(青:マッチするテキストなし)です。これは Turnitin のスコア色ガイドに記載されています。青いアイコンも 0% の数字も、同じことを示しています。マッチするテキストが見つからなかった(または丸め後、記録されなかった)ということです。これは、このブログの別記事で説明しているグレーのダッシュとは異なります。グレーは、レポートがまだ生成されていないか、学生のアクセスがオフになっています。青とグレーは別の状態です。青はマッチなしの完了したレポート。グレーは、そもそもレポートが表示されていない状態です。

ゼロスコアへの対応

0% のレポートを開いたら、次の 3 つを素早くチェックすれば、どの解釈が当てはまるか分かります。

  1. 数字ではなくレポートを開く。ハイライトされたマッチはありますか?あれば、それは丸めによるゼロです。パーセンテージは 0% でも、マッチは実在します。
  2. 課題の要件を問う。引用された情報源や証拠は必須ですか?必須で、論文にそれがなければ、そのゼロは独創性を褒めているのではなく、実際のギャップを指摘しています。課題が個人的または創造的な作品なら、低い類似度は想定内で問題ありません。
  3. 限界を忘れない。ゼロは、論文がクリーンだという証明でも、不合格だという証明でもありません。課題の状況が不明確な場合や、自分が使ったはずの情報源とレポートが矛盾している場合は、教員に一緒に見てもらいましょう。

まとめ

Turnitin の類似度 0% には 3 つの解釈があり、これらはすべて Turnitin 自身の文書と大学の FAQ に基づいています。大きい文書では丸め処理で実際のマッチが隠れている可能性があります。参考文献を全く使っていないことを示している場合もあります。そして、データベースがすべてを網羅していない以上、剽窃ではないという保証には決してなりません。この数字自体が判断を下すことはありません。判断するのは、レポートの内容と課題の要件です。レポートを開き、マッチを確認し、課題の要件を確認しましょう。不明点は教員に相談してください。ゼロは一つの解釈です。物語全体ではありません。

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