提出期限後に Turnitin の類似率が変動する理由 — 再生成の仕組み

提出時は 8% だった類似率が、今では 25% になっている。これには理由があり、Turnitin の公式資料や大学の FAQ にも説明されています。提出直後に見たレポートには、同じクラスの学生同士の一致は含まれていません。提出期限を過ぎると、課題全体に対してレポートが再生成され、クラスメイトとの一致が追加されます。あなたの論文が誰かに書き換えられたわけではありません。単に、レポートがより完全な状態に変わったのです。

HumanPen チーム

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短い答え

類似率が提出期限の後で変わるのは、Turnitin が実質的に 2 回比較を行っているからです。提出時には、あなたの論文は過去の提出物、学術誌、インターネットソースのデータベースと照合されますが、同じクラスの他の学生とは照合されません。提出期限を過ぎると、Turnitin は課題全体に対してレポートを再生成し、学生間の一致を追加します。大学の FAQ ページでは、これを「提出期限後に、その課題の全論文に対して類似性レポートが完全に自動的に再生成される」と説明しています。これが、提出時の 8% が後になって 25% に変わる理由です。誰かがあなたの論文を改ざんしたのではなく、後のレポートには最初のレポートに含まれていなかった一致のカテゴリーが追加されるからです。

なぜ起こるのか:レポートは 2 回実行される

ポーツマス大学のガイドは、この仕組みを一文で表現しています。

"Turnitin reports run twice. Once upon submission. Once when the dropbox closes."(Turnitin のレポートは 2 回実行されます。提出時に 1 回、提出ボックスが閉じるときに 1 回)

1 回目は「自分の論文が既存のソースとどれだけ一致するか」に答え、2 回目は「既存のソースとクラスメイトの両方とどれだけ一致するか」に答えます。UCL の学生 FAQ は 1 回目をこう明言しています。

"The similarity report that is immediately generated and provided to the student, before the assignment Due Date does NOT include matches to other student papers in the same assignment. Before the assignment Due Date passes, the similarity report only includes matches to existing student papers within the Turnitin database, journals and publications, and other internet sources."(課題の提出期限前に学生に即座に生成・提供される類似性レポートには、同じ課題内の他の学生の論文との一致は含まれません。提出期限が過ぎる前は、類似性レポートには Turnitin データベース内の既存の学生論文、学術誌・出版物、その他のインターネットソースとの一致のみが含まれます)

つまり、提出時の低いスコアは間違いではなく、設計上不完全な表示なのです。完全な表示は後から届きます。

提出期限に何が変わるのか

提出期限になると、2 回目の実行が全員に対して行われます。UCL の FAQ は続けてこう説明します。

"After the Due Date has passed, the similarity report is completely and automatically re-generated for ALL papers in the assignment, thus also comparing papers between students in the same assignment. This may result in the similarity percentage that is displayed after the Due Date differing from the result displayed at the time of submission."(提出期限が過ぎると、その課題の全論文に対して類似性レポートが完全に自動的に再生成され、同じ課題内の学生間の論文も比較対象となります。このため、提出期限後に表示される類似率は、提出時に表示された結果と異なる場合があります)

Turnitin 自身の学生ガイドも、同じ最終チェックを共謀行為の観点から説明しています。

"Turnitin can identify that collusion has taken place in this scenario by running a final similarity check against all submitted assignments after the due date. This ensures that every student is subject to the same level of scrutiny, regardless of when they submitted their assignments."(Turnitin は、提出期限後にすべての提出課題に対して最終的な類似性チェックを実行することで、この状況で共謀行為が行われたことを特定できます。これにより、学生がいつ課題を提出したかに関わらず、全員が同じレベルの精査を受けることが保証されます)

キーワードは完全に自動的に全論文に対してです。この再生成はあなたを狙ったものでも、手動の措置でもありません。課題に登録されている全員が同じ最終チェックを受けます。

なぜクラス全体が同時に上がるのか

提出期限でスコアが跳ね上がる最も一般的な理由は、コピーではありません。共通のテキストです。Western Sydney University の FAQ はこの状況をこう説明しています。

"Students may notice an increase in similarity after the due date if an assignment template has been used. In a situation where students have used template text such as table headers or report sections, these sections of text will only show as matches within the class group after the due date has passed."(課題のテンプレートが使用されている場合、学生は提出期限後に類似率の上昇に気づくことがあります。表の見出しやレポートのセクションなど、テンプレートのテキストを学生が使用している場合、これらのテキストセクションは提出期限を過ぎた後、クラスグループ内での一致としてのみ表示されます)

仕組みを考えるとこうなります。指示ページのテンプレート文、表の見出し、定型のセクション ― これらをすべての学生が使っています。提出時には、クラスメイトが比較対象に含まれていないため、このテキストは他のクラスメイトと一致しません。しかし提出期限を過ぎてクラス全体が比較対象になると、共通のテンプレートテキストが全員の論文で一致し、クラス全体のスコアが一緒に上がるのです。同じことが、複数の学生がたまたま同じ引用文や同じ資料を使っている場合にも起こります。教室という比較対象の surface が期限に広がります。

変わらないこと

2 つの点は変わらず、どちらも知っておく価値があります。よくある心配の元なので。

  • 遅刻提出は他の誰のレポートも再生成しません。UCL 曰く:「学生が期限を過ぎて提出しても、すでに提出された論文に対してレポートが再生成されることはありません」。クラスメイトが期限後に提出しても、期限通り提出された論文のレポートは、その遅刻提出を含めるように再計算されません。Western Sydney も同様で、期限通り提出された論文のレポートは「遅刻提出を考慮・含めません」とされています。
  • 提出時のレポートは本物でした。提出時に見た 8% は、一つのことを正確に報告していました。クラスの外部ソースとの一致です。一致が全くないと偽って主張したわけではなく、その時点で存在した比較を報告しただけです。

あなたにとっての意味

この仕組みを理解すれば、スコアの変化への反応も変わるはずです。

  1. 改ざんを疑わない。再生成は自動でクラス全体に行われます。スコアが変わっても、メカニズムが動いただけで、誰もあなたの論文を編集していません。
  2. 2 つの数字は別物を表すと理解する。提出時スコア = 外部データベースとの一致。期限後スコア = 外部ソースとの一致+クラスメイトとの一致。どちらも本物ですが、違う質問に答えています。
  3. 共有テキストがある場合は上昇を予想する。テンプレートを使った、あるいは他の学生と同じ passages を引用した場合、期限での上昇はメカニズムの結果であり、判定ではありません。
  4. おかしいと思う場合は教員に確認する。レポートは教員の調査ツールです。あなたのレポートを開いて、何が変わってなぜ変わったかを説明できます。解釈も教員が行います。

まとめ

提出期限後に類似率が変わるのは、ツールの仕様として文書化された挙動であり、謎でも改ざんでもありません。レポートは 2 回実行されます。提出時(外部ソースのみ、クラスメイトなし)と期限時(全論文で再生成、クラスメイトを含む)。テンプレート、見出し、引用文などの共通テキストが、クラス全体のスコアを同時に上げる要因になります。遅刻提出があっても、期限通り提出した論文の再実行は起こりません。2 つの数字はあなたの論文に対する 2 つの異なる視点であり、どちらも比較対象については正確です。期限後にスコアが変わっても、これで何が起きたか分かります。それでも心配なら、教員にレポートの中身を一緒に見てもらいましょう。

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