TurnitinのAIスコアに出るアスタリスク「\*%」とは何か

TurnitinのAI判定レポートで、パーセンテージが出るはずの場所にアスタリスクが表示されていても、慌てる必要はありません。同じ表示を見た人は少なくありません。これは低スコア帯での誤判定を避けるために、Turnitinが意図的に選んだ表示方法です。この記事では、アスタリスクが何を意味するのか、ハイライトが表示されない理由、そして次に何をすべきかを解説します。

HumanPen チーム

· 4 分

まず結論から

TurnitinのAI検出が、AI生成と判断した割合が20%の基準に届かなかった場合、レポートには数値ではなくアスタリスク(*%)が表示されます。パーセンテージは出ず、ハイライトも付きません。これはエラーでも不具合でもありません。Turnitinは次のように説明しています。"to avoid potential incidence of false positives, no score or highlights are attributed for AI detection scores in the 1% to 19% range."(誤判定の発生を避けるため、AI検出スコアが1%から19%の範囲では、スコアもハイライトも付与しない)

つまり、5%や12%といった数値が出るはずの場所に *% と表示されているなら、検出器はAIらしい文章を実際に見つけています。ただ、その範囲では確信度が低く、はっきりしたスコアを出すには足りないと判断して、具体的なパーセンテージもハイライトも付けていない、というだけのことです。

なぜ数値ではなくアスタリスクなのか

アスタリスクは、誤判定からあなたを守るために置かれています。誤判定とは、人が書いた文章がAI生成として指摘されてしまうことです。1%から19%の範囲ではその危険が特に高いと、Turnitin自身が認めています。1%の誤判定率が意味するものでは、大学が大量の提出を受け付けるようになると、その確率がどれだけ多くの学生に及ぶかを説明しています。具体的なパーセンテージを出してしまえば、指導教員に「AIを使った」と誤解されるおそれがあります。Turnitinはそれを避け、中立的な印としてアスタリスクを表示しているのです。

Turnitinのドキュメントで中心となる一文はこうです。"When AI is detected below the 20% threshold in the report, it is now indicated with an asterisk (*%) and no percentage is attributed."(レポート上でAIの検出が20%の基準未満にとどまる場合、アスタリスク(*%)で示され、パーセンテージは付与されない)ここで肝心なのは、"no percentage is attributed"(パーセンテージは付与されない)という表現です。検出器は確かに何かを検出していますが、数値までは踏み込みません。ごく慎重な運用であり、自分で書いた文章であれば、あなたに有利に働きます。

ハイライトが表示されない理由

通常のパーセンテージが表示される場合、TurnitinはAI生成と判断した箇所にハイライトを付けます。アスタリスクの場合、ハイライトは一切付きません。理由は同じで、確信度が低すぎるためです。"No score or highlights are attributed"(スコアもハイライトも付与されない)とは、文章のどの箇所についても、問題ありとは示していないという意味です。

どの箇所が検出の引き金になったのか知りたい身としては、もどかしく感じるかもしれません。しかし裏を返せば、具体的な指摘は何もされていないということです。ハイライトがなければ、反論すべき証拠もありません。そもそも証拠が提示されていないのですから。

あなたにとってアスタリスクは何を意味するか

アスタリスクは、学業不正があったという認定ではありません。検出器が何かを見つけたものの、はっきりとした主張をするには届かなかった、という合図です。指導教員がそれを問題にするかどうかは人それぞれです。ただ、パーセンテージもハイライトもないということは、突きつけられる具体的な証拠もないということです。

自分で書いたと分かっているのなら、アスタリスクはその辻褄に合っています。人が書いた文章にも、AI的なパターンがかすかに現れることはあります。とりわけ硬い書き方や専門的な文章ではなおさらです。この点はAI検出器が完成度の高い文章を問題視する理由で詳しく述べています。検出器は何かつかんでいますが、スコアとして断定するほどではありません。

AIツールをアイデア出しや構成づくりに使い、本文は自分で書いたという場合、その名残のような類似性がアスタリスクとして表れているのかもしれません。Turnitinにおいてその線がどこにあるのかは、AI支援とAI生成の違いで解説しています。スコアが低すぎてTurnitinとしても動きようがないため、アスタリスクのまま据え置かれているということです。

アスタリスクが出たときにすべきこと

たいていの場合、アスタリスクについて何か対応する必要はありません。指導教員に尋ねられたら、スコアが20%未満でパーセンテージが付与されなかったという意味だと説明すれば十分です。教員側が拠りどころにしている指針はAIのパーセンテージが高いとき、教員に求められている対応にまとめています。あわせて、ハイライトも付与されていない、つまり特定の箇所が指摘されたわけではないと伝えてもよいでしょう。

念のためアスタリスクをさらに減らしたいなら、決まりきった表現やありきたりな印象を与える箇所がないか、原稿を見直してみてください。表現を引き締め、自分自身の分析を書き加えることで改善する場合があります。別の提出物でより高いスコアが出ていて、そちらの指摘箇所に対応したいのなら、まずそこに力を注ぐという手もあります。

対象となる箇所であれば無料で再実行できます。書き直すことにした場合も、追加費用なしで文章を磨けます。

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